トヨタ自動車(7203)
定時株主総会に出席した。
会場は例年通り愛知県豊田市にある本社。
駐車場の用意があるので車で出かけた。
コロナ禍前のひどい渋滞はなかったが、会場に近づくにつれやや混雑。
正門前の道路の歩道にはテレビカメラや大きなカメラを構えた人たちが陣取っている。環境保護団体と思われる近寄るな危険というオーラを放った数グループも何か大きな音で訴えていた。
本会場は満席で第2会場になっているトヨタ会館へ。
例年通り受付は自動化されていて、招集通知をかざすと座席番号が発券される仕組み。指定の席へ。
会議室にはパイプイスが隙間なく並べられていて、ペットボトルのお茶、記念品が入った紙袋が席に置かれている。
議長は代表取締役会長の豊田彰男氏。この4月に社長から会長になっている。
最初に映像で事業や業績の案内後、報道等でも話題になっていた株主提案をしている海外団体の代理人の日本人弁護士さんから、株主提案の趣旨の説明があった。
とても物腰やわらかな印象の弁護士さんで、提案の内容について丁寧な説明がされた。
その後、質疑応答に入った。
印象に残ったものとして、前出株主提案をする海外団体について、今年否決されても来年以降も同様の提案がされると思うがどのような対処をするのかという質問があった。
担当役員から回答があったが、担当役員さん自らデンマークに出向き、風力など再生エネルギーが充当している国と他の世界各地域ではエネルギー事情が異なるので、各国の事情にあわせていくというような説明をし理解を得られたこともあったとのこと。
対決するのではなく、対話を重ねて理解していたく方針とのことで、担当氏はたいへんであろうが前向きな方向性でがんばっていただきたい。
議長は「他人と過去は変えられませんが、自分と未来は変えられます。」とも。
正午少し前に満場の拍手をもって議案はすべて可決。
最後にこの総会で取締役を退任される内山田氏から挨拶があった。
立ち上がって退室し始めていた株主の多くが立ち止まって、挨拶を聞き入っていた。
席に置かれていた紙袋の中はこんなかんじ。
プリウスのミニカー。
ミスタープリウスの内山田氏の功績をたたえたお土産だと思う。
書籍は昨年と同じもの。
昨年来られなかった株主も多いと思われるのでありだと思う。
2009 to 2023 and the future
以下、一部抜粋。
「もっといいクルマをつくろう。」
「クルマの未来を変えていこう。」
一部抜粋。
全面にわたり豊田彰男さんのファンブック。
新社長の佐藤さんもよろしくというメッセージ付き。
<過去に出席した株主総会の記事>