![イメージ 2](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/ma_mimume/20190902/20190902194141.jpg)
愛知県豊田市にある公立美術館。
明日9月24日(日)までなのでけっこうギリギリ。出かけられてよかった。
![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/ma_mimume/20190902/20190902194135.jpg)
こちらでの展覧会は30年越しの「卒業制作」のようなものであるとのこと。
会期間際の平日の午後、あいにくのお天気だが同じような思惑のお客さんでいっぱい。
20~30代ぐらいの女性が多い印象。
![イメージ 3](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/ma_mimume/20190902/20190902194146.jpg)
1987年から最新の作品まで100点以上の作品を1Fから3Fのスペースにわけて展示。
経年による作風の変化も感じ取れる。
展示作品の空間がとてもゆったりもうけてあり、息苦しさを感じない。
展示スペースの中には、作品以外、ほぼ真っ暗のところもあるし自然光をふんだんに取り入れた真っ白なところもある。
![イメージ 4](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/ma_mimume/20190902/20190902194150.jpg)
特に印象に残ったもので
「Missing in Action〜Girl Meets Boy〜」(2005年 広島市現代美術館蔵)150×137cm
奈良氏のツィッターを出かける前に予習がてら拝見したところ、「このBoyは広島に落とされた原子爆弾のコードネーム "little boy"のこと。少女の右目には爆破時の閃光、広島の人の言う「ピカ」が映っています。」とのこと。
暗い部屋にぽかんと浮かぶ女の子の絵。
あまりの大きな悲しみが画像から伝わってくる。
「ハートに火を付けて」(2001年 個人蔵)186.6×67.0×113.0cm
「Missing in Action〜Girl Meets Boy〜」と対峙するように展示してある。
少女か片手の手のひらに火を持っているような立体作品。
「火」にも何か意味があるんだろうな。
2Fの最初の展示スペースにある「Voyage of the Moon」(2006年 金沢21世紀美術館蔵)
人が入れる小さな家のような立体作品で内部を鑑賞できるが、狭い空間なので一度に入れるのは4人までに制限されている。
整理券(午前10時~、午後12時30分~、午後3時~)の配布があるが、整理券行列に並んでなおかつ指定時間後にまた行列して内部を鑑賞。鑑賞するのに1時間ぐらい要する。整理券がGETできただけラッキーだったんだろうな。
3Fの通路の壁に「
」型に開けられた窓があり、2Fの「Voyage of the Moon」のスペースを見下ろすことができる工夫も。面白い。
![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/ma_mimume/20190904/20190904032210.png)
春少女(2012年 横浜美術館蔵)227×182cm
明るいパステル感があふれた作品。絵はがきがあったらこれを買ったと思う。
常設展示室もさらっと鑑賞。
展示数が前回出かけたときより少なかったのは奈良美智展が大規模だったからだと思う。
奈良美智展は撮影NGだが、常設展示の作品や展示室以外の館内は撮影はOK。
日本では貴重なありがたい美術館。
今回は疲れてしまったので撮影せず。
2Fの彫刻テラスにある、ダニエル・ビュレン「色の浮遊│3つの破裂した小屋」(2003年)。
![イメージ 5](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/ma_mimume/20190902/20190902194154.jpg)
一部が鏡張りになっている作品だが、雨にぬれた床も鏡にのようで万華鏡のよう。