昨日、豊田市美術館で開催中の展覧会「交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー」展(6/7-9/4)を鑑賞してきた。
愛知県豊田市にある美術館。
時々雨がパラつく平日の午後、人の気配を気にせず鑑賞出来る混雑具合。
今回の展覧会は撮影OKだが、作品の1点撮りはNGとのこと。
奥
ポール・ポワレ デイ・ドレス「カザン」1911-12年 京都服飾文化研究財団
アトリエ・マルティーヌ ポール・ポワレ、テキスタイルデザイン:アトリエ・マルティーヌの子供服2点も。
お洋服は目にとまりますな。
やはり、日頃の行動が出る。
奥
ウィーン工房マックス・スニシェク ドレス(テキスタイル「イーノス」)1926年島根県立石見美術館
浴衣2点が目をひく。
画像では色合いがイマイチだがとてもきれいな白地に藍色。
斎藤佳三 表現浴衣「青い鳥の塒」1930年 東京藝術大学
斎藤佳三 表現浴衣 制作年不詳 東京藝術大学
今回一番目をひいた黒のドレス2点。
特に蝶結びをパールとラインストーンのデザイン。とてもかわいい。
手前
ポール・ポワレ デイ・ドレス「ブルトンヌ」(紺色のワンピース)1921年 島根県立石見美術館
奥
ジャンヌ・ランヴァン イヴニング・ドレス(黒のロングドレス) 1924年頃 神戸ファッション美術館
ジャンヌ・ランヴァン ドレス「ローブ・ド・スティル」(黒のドレス)1926-27年 京都服飾文化研究財団
左
ポール・ポワレ コート(水色のロングコート) 1920年代 ポール・アレクサンダー氏、藤田真理子氏蔵
シャネルのドレス2点も。
ガブリエル・シャネル イヴニング・ドレス(ビーズ刺繍のアンサンブル) 1920年代 島根県立石見美術館
ガブリエル・シャネル イヴニング・ドレス(黒のワンピース) 1920年代後半 島根県立石見美術館
常設展も。
コレクション展「色、いろいろ」
クリムト、今回展示がないのかと思ったら、小さなお部屋(展示室2)にいた。
グスタフ・クリムト「オイゲニア・プリマフェージの肖像」1913-14年
イミ・クネーベル「DIN企画IB1-B4」1994年
宮脇綾子のアップリケ作品3点。
左から
「あっ、おじいちゃんだ」1985年、「はにわ(踊る男女)」1985年、「テラコッタ」1972年。
豊田市美術館に出かけるようになって宮脇綾子のよさがわかるようになった。
ほのぼのする。
奈良美智の作品6点。
右から年代順に。
「Ein großes Gesicht」1991年
ドイツ語の作品名。
日本語訳すると「大きな顔」。
右「Untitled」1993年、左「Untitled」1999年
右「Dahlia…Dahlia…Where Are You? I'm Still Here…」2000年
左「Untitled」2007年
「Younger Than Now」2016年
英字が印刷された裏紙が使われている。
透けて見えるところまで作品なんでしょうな。
奈良美智「Through the Break in the Rain」2020年
この梅雨時に訪れた美術館にぴったりの作品。
空気感、透明感、色合いがとてもよい。
この作品目当てにまた来館したくなる。
下世話なことだが、1億1千万円で購入とのこと。
市場評価額と比べると、相当な安価なんだそう。ほぉ。