まみむめ◎めも

日常のいろいろをメモ。

豊田市美術館 よみがえる織田信長像

 
豊田市に出かけたので、豊田市美術館にも。
 
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昨年、ブリューゲル展を鑑賞して以来の1年ぶりの来館。
2018年7月半ばから先月末まで改修のため休館していた。
 
ただ今、リニューアルオープン記念「世界を開くのは誰だ?」(6月1日~6月30日)、「修復記念特別公開 よみがえる織田信長像」(6月1日~6月16日)が開催中。
平日の午後3時過ぎ、美術館前の駐車場はほぼ満車。
観覧料は大人300円。特別展ではないので格安に感じる。
 
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今回の目的は、歴史の教科書でおなじみの国重要文化財「紙本著色織田信長像」(長興寺蔵)。
 
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美術館のリニューアルオープン記念の展示とのことだが、半月間のみの特別展示。
ぜひ一度拝見したいとかねてから思っていたが、とてもよいタイミングで豊田市に出かけられた。
 
信長の一周忌の法要にあわせて狩野元秀に描かせた信長像。
今回の修理で、竹紙が使用されていたことや白い小袖に描かれた桐唐草文がわかったとのこと。
 
竹紙や他の和紙のサンプルが置かれていてさわることができたが、竹紙は他の和紙と比べるととてもやわらかい紙。
水墨画に多く用いられ著色の作品に使われるのは珍しいそう。
 
展示室の照明は作品保護のためかなり暗くガラス越しに対面する信長像。
白い小袖の模様はそう言われれば描いてあるように見える。
何しろ400年以上前のもの。
拝見できてよかった。
 
 
ついで、といってはナンだが「世界を開くのは誰だ?」も鑑賞。
 
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選りすぐりの名品150点。
こちらは撮影OK(フラッシュはNG)。
 
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塩田千春「不在との対話」(2009)、加藤泉「無題」(2006)
 
 
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過去に出かけたときに印象に残った作品も多いが、初めましての作品も多数。
 
 
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安田靫彦「波上燄灮」(1942)  横山大観「達磨」(1907)
 
 
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村上隆「R.P.(ランドセル・プロジェクト)」(1991年)
 
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信長像目当てに出かけたが、コレクション展「世界を開くのは誰だ?」もとても見応えのある展覧会だった。
 
 
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クリムト「オイゲニア・プリマフェージの肖像」はただ今、東京都立美術館「クリムト展」へお出かけされている。
豊田市美術館へは7月23日~10月14日に巡回。
「あいちトリエンナーレ2019」(8月1日~10月14日)は豊田市美術館も会場のひとつになっているので一緒に鑑賞したい。