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愛知県美術館「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」

 
愛知県美術館で開催中の「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」を鑑賞してきた。
 
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エルミタージュとはフランス語で隠れ家という意味。
ロシア・ロマノフ朝の女帝エカチェリーナ2世(在位1762-1796年)が自身のコレクション用の離宮命名したのがエルミタージュ美術館の始まり。
 
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エルミタージュ美術館はロシア西部の都市、サンクトペテルブルグにあるロシア国立美術館
サンクトペテルブルグ帝政ロシアの首都。ソ連時代にはレーニンにちなみレニングラードと改称され、ソ連崩壊とともに元に戻っている。
 
今回の展示物はオールドマスターによるものとのこと。
オールドマスターとは16世紀ルネッサンスから17・18世紀のバロックロココなどの巨匠たちやその作品を指すんだそう。
 
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この展覧会に限り毎週金曜日は写真撮影可とのことなので遠慮なく。
本国ではOKだからということだが、日本の美術館での展覧会も写真撮影ができるところが増えうれしい。
大半の人は気に入った絵画を自分のカメラやスマホに納めている。
 
音声ガイド550円は2種類。チェブラーシカバージョンにもひかれたが通常ガイドを。
通常ガイドには一部、又吉さんの解説もある。自分とは感性が異なるが、別の方向から鑑賞する糸口となる。
本展テーマソングとして宇多田ヒカルさんのオリジナル曲「人魚」が入っている。
最近の展覧会はカネがかかって、イエ、大がかりですな。
疲れて会場内のソファーに腰をかけるときにも聴くこともでき、なかなかよかった。
 
この展覧会の展示総数は85作品。
イタリア、オランダ、フランドル、スペイン、フランス、ドイツ・イギリスと国・地域毎に壁紙の色を変えて展示されている。
音声ガイドの20作品をご紹介。
 
 
ウィギリウス・エリクセン戴冠式のローブを着たエカテリーナ2世の肖像」1760年代

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一番最初に登場するとても大きい絵画。
ロマノフ朝の紋章の双頭の鷲の刺繍がされた戴冠式用のドレス。肩にはロシアで最高位の勲章、ダイアモンドをあしらった首かけ式の勲章、頭には戴冠式用の王冠、右手には王笏、左手には宝珠。
 
こちらだけは金曜日以外も撮影OK。
 
 
イタリア ルネッサンスからバロック
 
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平日とはいえ人気の展覧会なのでそれなりの人出。
人を入れずに作品を撮影するにはけっこうたいへん。
まぁゆっくり廻ることに。
 
 
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ「羽根飾りのある帽子をかぶった若い女性の肖像」1538年
 
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ベルナルド・ストロッツィ「トビトの治癒」1632年
 
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ポンペオ・ジローラモ・バトーニ「聖家族」1777年
 
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エカテリーナ2世の息子パーヴェル1世が母のために購入したとのこと。
 
 
オランダ 市民絵画の黄金時代
 
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レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン「運命を悟るハマン」1660年代前半
 
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フランス・ハルス「手袋を持つ男の肖像」1640年頃
 
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ヤン・スーテン「怠け者」1650年頃
 
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アールベルト・カイプ 川沿いの夕暮れ 1650年頃
 
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フランドル バロック的豊穣の時代
 
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アンソニー・ヴァン・ダイク「王妃ヘンリエッタ・マリアの二人の侍女:カーク夫人アン・キリグルーとおそらくはストレンジ男爵夫人シャーロット」1630年代末
 
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ペーテル・パウルルーベンス派「ルーベンスと息子アルベルト」17世紀半ば以前
 
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フランス・スネイデルス「鳥のコンサート」1630年代-1640年代
 
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スペイン 神と聖人の世紀
 
バルトロメ・エステバン・ムリーリョ「受胎告知」1660年頃
 
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フランシスコ・デ・スルバラン「聖母マリアの少女時代」1660年頃
 
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フランス 古典主義的バロックからロココ
 
ニコラ・プッサン「エジプトの聖家族」1657年
 
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ニコラ・ランクレ「春」「夏」1730年頃
 
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フランソワ・ブーシェ「エジプト逃避途上の休憩」1757年
 
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クロード・ジョゼフ・ヴェルネ「海辺の岩」1753年
 
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ジャン・オノレ・フラゴナールとマルグリット・ジェラール「盗まれた接吻」1780年代末
 
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ドイツ・イギリス 美術大国の狭間で
 
トマス・ジョーンズ「嵐、ディドとアイネイアスの物語」1769年
 
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ルカス・クラーナハ「林檎の木の下の聖母子」1530年頃
 
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常設展も鑑賞。
 
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新規収蔵(個人からの寄贈)の「バルテュス「白馬の上の女性馬師」1941 」をお披露目。

 

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