愛知県美術館で開催中の「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」を鑑賞してきた。
エルミタージュとはフランス語で隠れ家という意味。
今回の展示物はオールドマスターによるものとのこと。
この展覧会に限り毎週金曜日は写真撮影可とのことなので遠慮なく。
本国ではOKだからということだが、日本の美術館での展覧会も写真撮影ができるところが増えうれしい。
大半の人は気に入った絵画を自分のカメラやスマホに納めている。
音声ガイド550円は2種類。チェブラーシカバージョンにもひかれたが通常ガイドを。
通常ガイドには一部、又吉さんの解説もある。自分とは感性が異なるが、別の方向から鑑賞する糸口となる。
本展テーマソングとして宇多田ヒカルさんのオリジナル曲「人魚」が入っている。
最近の展覧会はカネがかかって、イエ、大がかりですな。
疲れて会場内のソファーに腰をかけるときにも聴くこともでき、なかなかよかった。
この展覧会の展示総数は85作品。
イタリア、オランダ、フランドル、スペイン、フランス、ドイツ・イギリスと国・地域毎に壁紙の色を変えて展示されている。
音声ガイドの20作品をご紹介。
一番最初に登場するとても大きい絵画。
こちらだけは金曜日以外も撮影OK。
平日とはいえ人気の展覧会なのでそれなりの人出。
人を入れずに作品を撮影するにはけっこうたいへん。
まぁゆっくり廻ることに。
ベルナルド・ストロッツィ「トビトの治癒」1632年
ポンペオ・ジローラモ・バトーニ「聖家族」1777年
エカテリーナ2世の息子パーヴェル1世が母のために購入したとのこと。
オランダ 市民絵画の黄金時代
レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン「運命を悟るハマン」1660年代前半
フランス・ハルス「手袋を持つ男の肖像」1640年頃
ヤン・スーテン「怠け者」1650年頃
アールベルト・カイプ 川沿いの夕暮れ 1650年頃
フランドル バロック的豊穣の時代
アンソニー・ヴァン・ダイク「王妃ヘンリエッタ・マリアの二人の侍女:カーク夫人アン・キリグルーとおそらくはストレンジ男爵夫人シャーロット」1630年代末
フランス・スネイデルス「鳥のコンサート」1630年代-1640年代
スペイン 神と聖人の世紀
バルトロメ・エステバン・ムリーリョ「受胎告知」1660年頃
フランシスコ・デ・スルバラン「聖母マリアの少女時代」1660年頃
ニコラ・プッサン「エジプトの聖家族」1657年
ニコラ・ランクレ「春」「夏」1730年頃
フランソワ・ブーシェ「エジプト逃避途上の休憩」1757年
クロード・ジョゼフ・ヴェルネ「海辺の岩」1753年
ドイツ・イギリス 美術大国の狭間で
トマス・ジョーンズ「嵐、ディドとアイネイアスの物語」1769年
ルカス・クラーナハ「林檎の木の下の聖母子」1530年頃
常設展も鑑賞。