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大阪市立美術館「ルーヴル美術館展 肖像芸術 一 人は人をどう表現してきたか」

 
大阪市立美術館で開催中の「ルーヴル美術館展 肖像芸術 一 人は人をどう表現してきたか」を鑑賞してきた。
 
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大阪市立美術館は初めて。
 
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とてもすてきな外観。
天王寺公園内にあるが、その敷地は住友家の本邸があった所で、美術館の建設を目的に庭園の慶沢園とともに大阪市に寄贈されたものなんだそう。
昭和11年開館。有形文化財にも登録されている。
 
 
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ルーヴル美術館の全8部門協力のもと“肖像”に焦点を当てた「ルーヴル美術館展 肖像芸術 ― 人は人をどう表現してきたか」を開催します。肖像の制作に臨んだ芸術家たちは、どのような素材や手法を用い、どのような表現を生み出してきたのか。本展は肖像芸術の役割―モデルの人物の存在を記憶・記念する、権力を誇示する、イメージを拡散する等々―、表現上の様々な特質を、ルーヴル美術館の豊かなコレクションを通して浮き彫りにするものです。 3000年以上も前の古代エジプトの棺用マスクから、マケドニアアレクサンドロス大王、フランス王妃マリー=アントワネット、フランス皇帝ナポレオンなど古今の権力者を表した絵画や彫刻、華麗な女性や愛らしい子どもたちの肖像、そして16世紀の奇才の画家アルチンボルド肖像画まで、約110点の傑作で肖像芸術の世界を余すところなく紹介する、かつてない展覧会にどうぞご期待ください。
 
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以前京都市美術館で開催されたルーヴル美術館展を鑑賞したときはスゴイ人でうんざりしたが、今回は予想より閑散としており、券を買う行列もない。
3ヶ月半ある会期の内、前半の平日の午後だったからかもしれない。
それでも正面からゆっくり拝見するには順番を待ったりしてタイミングをみないといけない。
 
音声ガイド(550円)のナビゲーターは俳優の高橋一生さん。
 
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音声ガイドナビゲーターの高橋一生さんの一押しはフランツ・クサファー・メッサーシュミット「性格表現の頭部」(1771-1783年)とのこと。
看板の一番下の真ん中のもの。確かにインパクト大。
 
今回の一番の目的はナポレオン。
真ん中左のアントワーヌ・ジャン・グロ「アルコレ橋のボナパルト(1796年11月17日)」(1796年)の若き日の姿から死後のデスマスクまでの5点。
 
この看板の中で一番好きなのは右上のエリザベート・ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブラン「エカチェリーナ・ヴァシリエヴナ・スカヴロンスキー伯爵夫人の肖像」(1796年)。
マリー・アントワネットのお気に入り画家だったルブラン。こちらはフランス革命後逃れたロシアで描かれたものだそう。
ルブランらしいとても愛らしい女性の肖像。
 
この看板以外にも印象深い作品がいっぱい。
気がついたら2時間近く経っていた。
 
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大阪市立美術館ルーヴル美術館展」(2018/09/22(土)〜2019/01/14(月))
 
常設展もダッシュで鑑賞。
重要文化財も多数展示されていたが何しろ時間がなくて。もったいなかった。
 
次に大阪市立美術館で開催する展覧会
フェルメール展」2019/02/16(土)〜2019/05/12(日)
こちらもぜひ出かけたい。
 
 
 
美術館前からは通天閣が望める。
 
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天王寺駅すぐのところには日本で一番高いビル、あべのハルカス(300m)。
 
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公園内の美術館のすぐ南のところに黒田門(旧黒田藩蔵屋敷長屋門)。
 
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大阪市で過去に観光したことがあるのは、大阪城海遊館、USJ、道頓堀界隈ぐらい。
公園内には大阪の陣ゆかりの茶臼山、近隣には聖徳太子ゆかりの四天王寺もある。
次回美術館に出かける際はどこかひとつぐらい観光したい。