
愛知県一宮市にある寺院。
名残の紅葉を目当てに出かけてきた。
妙興寺は、長島山と号し、臨済宗妙心寺派に属し、如意輪観世音菩薩・釈迦牟尼如来を本尊とする。創立は、貞和4年(1348)に滅宗宗興(円光大照禅師)によって開かれたとされ、貞治3年(1364)には足利義詮より五山・十刹に次ぐ諸山に列せられた。戦国時代には守護の斯波氏や織田氏より、江戸時代には尾張藩より寺領が安堵された。境内は、4町四方に及ぶ広大な寺地であったとされ、周囲には8ヶ寺の塔頭(たっちゅう)が配されていた。明治23年(1890)の火災により主要堂宇を失ったが、その後再建され、寺地もそれまでの規模を保っている。 ~文化財ナビ愛知のHPより抜粋~

愛知県指定文化財
史跡 妙興寺境内地
境内はうっ蒼とした樹林につつまれ、勅使門、竜王池、三門、仏殿が、南北に一直線に並ぶ。総門をやや東側に寄せたのは、鎌倉時代の禅宗伽藍配置の特徴である。「尾張に杉田(過ぎた)の妙興寺」として崇められ親しまれる。
~設置看板より抜粋~
総門

市内でもっとも古い建造物。
勅使門は、四脚門、切妻造、桟瓦葺の大型の門である。桁行4.8m、梁間3.8m、柱は粽付(ちまきつき)の総丸柱とし、礎石、礎盤上に立てる。控柱は、柱間には頭貫を通して両端に木鼻を出し、柱頂に出三斗(でみつど)をおき、中備に平三斗(ひらみつど)を2具入れている。主柱は、径53cmの太い丸柱とし、控柱より高く伸ばし、柱間に地貫、内法貫、頭貫、台輪を通し、両端に木鼻・花頭形を出し、藁座(わらざ)を打って両開き板戸を吊っている。この門は、木柄も太く、大禅院にふさわしい本格的な禅宗様式の門である。 ~文化財ナビ愛知のHPより抜粋~

文和2年(1353年)後光厳天皇より賜った勅額「国中無双禅刹」

門は通れないので、横の通路を。

三門



仏殿








例年ならさぞ見事であろう。今年の紅葉はいまひとつで。。。
さざれ石

岐阜県産の鉱石。


この石柱は松岡寛慶老師がインド仏跡を巡拝された記念に当地で発見された石柱を模して大正7年に建立されたもの、とのこと。
木立の中にひっそりエキゾチックな石柱がありちょっと注目。






境内の一角にある一宮市博物館の駐車場
