まみむめ◎めも

日常のいろいろをメモ。

一宮市博物館 絹本著色仏涅槃図

 
一宮市博物館

イメージ 1
愛知県一宮市にある博物館。禅宗妙興寺に隣接する。
昭和62年(1987年)に開館。
妙興寺境内は何度か散策したことがあるが、博物館に入館するのは初めて。
入館料は大人200円。
 
イメージ 2
 
数日前の中日新聞の記事で妙興寺蔵の国指定重要文化財「絹本著色仏涅槃図」(鎌倉時代中期)が5月24日~26日の3日だけ公開されると知り出かけるこることに。
比較的こじんまりした博物館。
入館者はみなこの涅槃図目当てと思われる。
 
1950年ごろに京都市博物館に寄託されていたが、お寺の意向で昨年こちらの博物館で移されたとのこと。

https://www.city.ichinomiya.aichi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/029/386/butu.jpg

一宮市のHPより~

 

4.3×3.5mでとても大きい。
江戸時代のきれいに彩色されている複製画も対面に配置されており見比べて鑑賞できる。
この涅槃図は、元は京都の泉涌寺の所蔵だったようで、応仁の乱の混乱後、紛失、その後長谷川道慶が手に入れ、文明10年(1478)妙興寺に寄付したものとのこと。
かなり画材が剥がれ状態がイマイチなのだが、それにしても800年前のもの。
応仁の乱を逃れ、戦国時代、太平洋戦争時も守られ抜き、令和の現代に拝見できるのはとてもありがたいことである。
 
 
こちらの博物館には同じく妙興寺蔵「紙本著色豊臣秀吉像」も寄託されている。
 

https://www.pref.aichi.jp/kyoiku/bunka/bunkazainavi/yukei/kaiga/kensitei/img/0181-1.jpg

 

常設されていなので、もし限定公開があればぜひ拝見したい。
 
 
一宮市博物館