10月末にGo To トラベルを利用して広島を旅してきた。
広島駅からJRで30分ぐらい、フェリーに乗って厳島に渡る。
<厳島までの道中の記事>
平清盛の像がお出迎え。
宮島と言えば、鹿。
あちこちにいる。
かわいい。
奈良と異なり、鹿せんべいの販売はない。
人の流れに沿って、歩くとすぐ表参道商店街。
お土産屋さん、もみじまんじゅう、焼きガキ、いろいろ心を奪われる。
いかにも観光地ってカンジがとてもよい。
表参道商店街で立ち寄ったお店の記事はまた別途。
商店街を抜けると眼前にでっかい鳥居。
表参道、三笠の浜の石鳥居。
高さ約10m。額は太政大臣三条実美(1837(天保8)-1891(明治24))卿の筆とのこと。
両脇の獅子(阿形)と狛犬(吽形・角あり)がとてもよいお顔。
風もないよいお天気に恵まれる。
大鳥居(重要文化財)
保存修理工事中。
昨年2019年6月17日から。終了予定は未定。
何と言うのか、がっかり。
とても残念。
この日の満潮は午前9時、午後21時ごろ。干潮は午後3時ごろ。
この後、どんどん水が引くタイミング。
お天気はすばらしいのだが、いろいろ思い描いていた姿と異なっていた。
厳島神社は瀬戸内海の島を背後にして、その入江の海のなかに木造建物が建ち並ぶ日本でも珍しい神社です。社殿構成は12世紀にはじまりましたが、その後焼失し、1241年に再建されました。海に建つ木造建物として過酷な環境下にありながら、歴代政権の厚い庇護に支えられて、古い様式を今日に伝えています。
社殿背後の厳島は約30平方キロメートルの島で、特別史跡及び特別名勝に指定されています。古くから主峰である弥山(海抜530m)が崇敬の対象となり、島全体が神聖視されていました。ここに神社が造営されたのもその故であると考えられます。また、厳島の緑濃い森林が海岸線に迫る美しい自然景観は、17世紀頃から「日本三景」の一つとして称えられてきました。特異な構造をもつ厳島神社はこのような自然景観の中、海に向かって建ち並んでいます。 ~文化庁の文化遺産オンラインより~
国宝に指定されている建物は、本社本殿、幣殿、拝殿、本社祓殿、摂社客神社本殿、幣殿、拝殿、摂社客神社祓殿、廻廊東廻廊、廻廊西廻廊。
嚴島神社の御祭神は「宗像三女神」の市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、田心姫命(たごりひめのみこと)、湍津姫命(たぎつひめのみこと)。
昨年参拝した宗像大社からのご縁ですな。
注連石(しめいし)
注連縄(しめなわ)がかかっている。
昇殿料 大人300円(宝物館との共通割引は500円)
東廻廊(国宝)
東廻廊、客神社(まろうどじんじゃ)も工事中。
終了予定は再来年2022年12月。
大鳥居の工事で十分がっかりしたので、ここの工事はそこまでがっかり感はない。
鏡の池(かがみのいけ)
潮が引くと現れる池。嚴島八景のひとつなんだそう。
干潮時のときめきスポットですな。
青銅製の釣燈籠、朱塗りの回廊、拝殿・本殿の屋根、弥山。
ステキ。
潮が満ちていればもっとステキだったろうな。
ここからの景色は大鳥居が入る映えスポットだが、工事中なのがほんとうに残念。
回廊の柱と柱の間の板はすべて8枚とのこと。
高潮対策のため少し間が開いている。
内侍橋をちょうど巫女さんが渡る。
御本社(ごほんしゃ 国宝)正面
高舞台(たかぶたい)、本社祓殿(ほんしゃはらいでん)。
祓殿の奥に拝殿、幣殿、本殿と続く。
こちらの獅子(阿形)と狛犬(吽形・角有り)のお顔もよい。
振り返ると工事中の大鳥居。
工事中の大鳥居の扁額(へんがく)が祓殿に展示されている。
工事中の大鳥居は8代目、有栖川宮熾仁親王(1835(天保6)-1895(明治28))の御染筆とのこと。
沖側の扁額
社殿川の扁額
工事中でなければ間近で見られなかった扁額。
と慰める。
天神社(てんじんじゃ 重要文化財)
毛利隆元(1523-1563)が寄進したもの。
反橋(そりばし 重要文化財)
1557年(弘治3年)に毛利元就隆元父子によって再建されたもの。
毛利元就が造営寄進したもの。
現在の能舞台は浅野綱長(1659-1708)によって再建されたものとのこと。
西回廊から眺める。
本殿の向こうには五重塔(重要文化財)と千畳閣(せんじょうかく 重要文化財)。
この後、こちらも参拝。(別記事で。)
それにしても大鳥居、工事中は残念。
ちゃんと調べてから旅行を計画しなくては。
http://www.itsukushimajinja.jp/
御朱印をいただいた。
授与所は祓殿を過ぎた辺りにある。300円。
おみくじなども同じ所にある。
一宮巡りなかなか難易度が高い。
<つづく>