

昭和58年に設立され、郷土作家や郷土ゆかりの作家の作品のほか、戦後の日本美術、現在活動中の作家の作品、絵本原画などを中心に収蔵とのこと。
6月に常設展を鑑賞してきたが、その時は入館料無料。今回の展覧会も大人300円と格安。
気軽に出かけられる良心的な料金設定でとてもありがたい。
公共の美術館はこうあってほしい。

斎藤吾朗氏(1947年愛知県西尾市生まれ)の作品は愛知県美術館所蔵の「描けば描くほど」を拝見した際に鮮明に印象に残り、次に熱田神宮宝物館所蔵の「熱田神宮・創祀千九百年」を拝見してから(記事はコチラ)注目するように。
HPを確認したところ斎藤吾朗氏のギャラリートーク(申込不要、当日の入場券のみ)があるとのことで混雑すると思ったが、せっかくなのでこの機会に。
同じような考えのヒトばかりだったようで、身動きできないぐらいたくさんのヒト。
美術館というのは作品保護のため温度湿度が厳格に管理され快適空間のハズだが、ヒトが多すぎて暑い。
快適な鑑賞環境とはお世辞にもいえないが、ユーモアたっぷりな解説がとても聞きやすく郷土史などの豆知識が次々披露され興味深く聞き入った。
ウォーリーを探せのような無数のヒトがこれでもかといっぱいに描かれているというイメージを持っていたが、初期のご家族やおばあさんの大きな人物の作品を拝見して印象が変わった。描かれるおばあさんがどれもとてもかわいい。三河や名古屋のお祭りの華やかな作品もよかったし、他の地域のお祭りを作品にされたらどんな風になるのか見てみたくなる。
ありがとうございます。