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愛知県美術館「ロイヤル・アカデミー展」

 
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愛知県美術館で開催中の展覧会「ロイヤル・アカデミー展」を鑑賞してきた。

英国美術の殿堂ともいえるロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ(Royal Academy of Arts, London)は1768年の創設以来、絵画、彫刻、建築分野において指導的な役割を担い、芸術家を育成する最高レベルの教育機関として、活動を繰り広げてきました。また、1824年にロンドンのナショナル・ギャラリーが開設されるまで、芸術家や学生にオールドマスターの名作に触れる貴重な機会を提供するなど、コレクションの充実にも力を注いできました。現在では、マネやドガなど意欲的な展覧会を開催する美術館としても注目を集めています。

 今回の展覧会では、多岐にわたるロイヤル・アカデミーのコレクションから、アカデミー初代会長のレノルズをはじめとして、レノルズと人気を二分したゲインズバラ、英国風景画の二大巨匠ターナーとカンスタブル、ヴィクトリア朝時代のミレイ、ウォーターハウス、そしてジャポニズムの影響を受けたサージェントにいたるまで、18~19世紀の英国美術を代表する画家の作品を一堂に展覧します。
 
 
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会期最終日である。

同じような人が多いようで、雨天にもかかわらず会場内はけっこうなお客さん。

 
 
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ロイヤル・アカデミーとは
 ロイヤル・アカデミーの歴史は1768年、国王ジョージ3世によるアカデミー創立文書への署名に端を発します。初代会長にはレノルズが任命され、創立会員は34人、画家や彫刻家、建築家、版画家がメンバーに名を連ねました。経済的に豊かとはいえなかった芸術家の財政的支援を目的として芸術家による年次の展覧会を開くとともに、芸術家に専門的訓練を提供する教育機関としてその役割を果たすべく活動を始めました。教育機関としてのロイヤル・アカデミー・スクールは英国最古の美術学校であり、ターナー、コンスタブル、ブレイク、ミレイ、ハント、ロセッティといった才能豊かな人材が学んでいます。
 ロイヤル・アカデミーは、当初、一時的にパル・マルに居を構えましたが、その後、トラファルガー広場のナショナル・ギャラリー・イースト・ウィングやチェンバース設計のサマセット・ハウス(現在のコートールド・インスティチュートのあたり)等に移転を重ね、1867年以降は壮麗なパラディオ様式を誇るバーリントン・ハウスを本拠地とし活躍の舞台としました。1870年からはバーリントン・ハウスのギャラリーを会場としてオールド・マスターらの傑作を借り受けて展覧会を開催、展覧会会場としても大きな注目を集めることになります。
 ロイヤル・アカデミーのコレクションは、絵画(940点)、彫刻(1,180点)、版画(8,000点)、素描(10,000点)、建築図面(2,000点)、初期写真(5,000点)等で構成される一大コレクションです。コレクションの中核は、アカデミーの歴代会員による「ディプロマ・ワーク」と呼ばれる寄託作品で、これらの作品は、各会員が自作を自ら選んで提出することになっており、自身の才能を示す証ともいえ、個性あふれる内容となっています。
 創立当初は34人であった会員も現在は定員80人に決められ、これまでの歴代会員は700人を超えています。第26代目となる現在の会長はクリストファー・ル・ブラン氏が務め、いまでもロイヤル・アカデミーは会員によって自治運営されています。1769年以来、中断なく開催されてきた現代作家による年次展覧会は、今では「サマー・エキシビション」の呼称でロンドンの夏の風物詩として親しまれています。
イギリス人画家、一番最初に思い浮かぶのはターナー
後は、、、
勉強不足である。
 
 
 
一番印象に残ったのは、最初の展示物でもある大理石のジョージ3世の胸像(アゴティーノ・カルリーニ)。
撒き毛や衣服の襞が見事である。
 
皇太子(後のジョージ4世)(ウィリアム・ビーチ)の肖像画と面差しを比べることもでき印象深い。
 
中ほどにビクトリア女王の胸像も。作者は女王の四女ルイーズ王女とのこと。
 
「少年とうさぎ」(ヘンリー・レイバーン)は作者のお気に入りの孫息子をモデルにしているとのこと。
目に入れても痛くないような孫への愛を感じる。
 
 
 
ロイヤル・アカデミー展
 
 
 
常設展では、ピカソクリムトの作品も。
 
 
愛知県美術館の屋上庭園は雨にうたれた新緑がみずみずしい。
 
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愛知県名古屋市東区東桜1-13-2