昨日、国際芸術祭あいち2022有松地区会場を鑑賞してきた。
あいちトリエンナーレの後継として開催されている国際芸術祭あいち2022。
会場は愛知芸術文化センター、一宮市、常滑市、有松地区に分かれている。
有松地区は名古屋市緑区の旧東海道の古い街並みの有松を会場にしている。
愛知芸術文化センター以外の会場は点在しているので、歩くこと必須。
まだ残暑が厳しいので、あまり歩く距離がなさそうなこちらから鑑賞することに。
名鉄有松駅のコンコース。
有松に降り立つのは初めて。
キョロキョロしてしまう。
「絞」・「瓦」灯りストリートシンボルオブジェ「波と雲」
有松の古い街並みは、日本遺産、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。
1.山田家住宅(旧山田薬局)
インフォメーションはこちら。
東側に作品。
ミッド・ジャイイン「ピープルズ・ウォール(人々の壁)2022」
短冊のような、のれんのような作品。
この一連の作品は他に7箇所、計8箇所。
有松天満宮の祭礼の「猩々」と「天狗」が展示されている。
インフォメーションになっている山田薬局の道をはさんだ対面あたりにある。
有松天満宮は線路を渡って北西あたりにあるが、御朱印などはこちらでいただけるよう。
唐子車山車庫
有松には3輌の山車が継承されている。その内のひとつの車庫。
2.竹田家住宅・竹田家茶室 裁松庵
市指定有形文化財。主屋、江戸末期建造。
有松絞の反物などを扱っている商店でもある。
ドライフラワーのオブジェ。
靴はぬいで備え付けのビニール袋に入れて持ってはいる。
プリンツ・ゴーラム
ガブリエル・オロスコ
お庭に降りて茶室も。
趣ある古い建物と現代美術が上手く融合してるとは思えず、現代美術のよさが生きていない。がっかり感がある。
3.川村住宅蔵
タニヤ・ルキン・リンクレイター
丸形ポストは古い街並みに似合う。
至る所に「ありまつ」絞ののれん。
4.岡家住宅
ミッド・ジャイイン、ユキ・キハラ、AKI INOMATA
天井のりっぱな梁
AKI INOMATA
有松地区で400年続く染色技法、有松・鳴海絞り
— AKI INOMATA (@a_inomata) 2022年7月31日
三浦絞り、日の出絞り,,とそれぞれ名前が付けられたその技法は100を超えると言われます
あいち2022を機に新しい絞りの技法を生み出したいと挑戦しました
2種のミノガの翅の斑紋パターン、そのルールと揺らぎをリサーチし、絞り染めで表現しています pic.twitter.com/JyHwqPbsE3
とても興味深い。
古い建物にとてもよくあった展示。
有松天満宮の鳥居
株式会社張正
イワニ・スケース
壁に飾ってある伝統的な有松絞と相まって、とても映える作品。
中濱家住宅 ミット・ジャイン
有松・鳴海絞会館 碧南信用金庫有松支店
ミッド・ジャイイン
有松・鳴海絞会館
2階は有料。1階を軽く見学。
旧加藤呉服店
イー・イラン
宮田明日鹿
12.有松郵便局
ミッド・ジャイイン
「東海道」「大府行縣道」の道標
有松地区の街並みがよかった。
あいち2022がなければ歩かなかったかもしれないのでよい機会になった。
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