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三の丸尚蔵館「大礼-慶祝のかたち」

三の丸尚蔵館「大礼-慶祝のかたち」も鑑賞してきた。

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皇居東御苑内にある。

 

 

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通常、毎週月曜日・金曜日は休館だが、大嘗宮一般参観と令和元年秋期皇居乾通り一般公開にあわせて期間中は開館とのこと。

入館無料。 

 

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今年の5月、令和の御代が幕を開けました。御即位に関する一連の儀式はまとめて、大礼(たいれい)と呼ばれています。

大正4年(1915)と昭和3年(1928)に行われた大礼に際しては、儀式の調度が新たに製作され、また御即位をお祝いするため各方面から献上品が寄せられるなど、大礼ゆかりの様々な美術品が皇室に伝えられました。本展では、当館が所蔵するこれらの慶祝の意のもとに製作された品々の中から、その当時の美術の特質や時代の様子を伝える作品、そして御即位にちなんで鳳凰や菊、桐をはじめとする吉祥のモチーフが表された作品を紹介します。

大正度の大礼は、近代に入って制度として整えられた後、国家的行事として行われた初めての大礼で、その内容は、以後の大礼の基本となりました。全国各地で奉祝行事が催され、多くのお祝いの品が寄せられました。そして、昭和度の大礼は、大正度の内容を引き継ぐ形で行われましたが、関東大震災から五年を経て、復興の時期とも重なりました。帝都復興の様子は、献上の屏風にも描かれ、新たな時代への大きな期待に満ちています。また、外国との交際が一層深まったことを反映して、各国から贈進品がもたらされたことは、この時の大きな特色です。さらに、皇室においても、文化の奨励のために、皇族の方々が交わされた大礼記念の美術品の製作を各作家に依頼されたことも注目されます。皇室の御慶事に関連した美術品を概観するとき、この昭和度大礼は、華やかさの頂点として位置づけられます。

本展を通じて、大礼を慶祝する伝統的な美のかたちに親しんでいただくとともに、御即位を寿ぐ機会となれば幸いです。 ~ちらしより~

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3期に別けて展示されているので、ちらしのものすべては鑑賞できない。

今回鑑賞できたのはちらし右下の、御木本幸吉「瑞鳳扇」昭和3年(1928) 三重県より献上 。

ミキモト創業者の御木本幸吉ならではで、表だけでなく裏にも小さめの真珠がたくさんちりばめてあり、うっとり。

ちらしに写真はないが、加藤陶壽「紫雲釉桐鳳凰文花瓶」昭和3年(1928)愛知県より献上、の渋い陶器の花瓶もよかった。

昭和の大礼の様子が垣間見られ、とてもよい企画。

 

 

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大嘗宮一般参観した人たちの多くがこちらへも入館しており、人混みがすごくてじっくり鑑賞せず退散。

 

 

三の丸尚蔵館

https://www.kunaicho.go.jp/event/sannomaru/sannomaru.html