まみむめ◎めも

日常のいろいろをメモ。

試写会 映画「風に立つライオン」

 
映画「風に立つライオンの試写会が当選したので公開前に鑑賞してきた。

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ケニアで医療ボランティアに従事した実在の医師・柴田紘一郎氏の話に、さだまさしが着想を得て作った楽曲から生まれたヒューマンドラマ。ケニアの病院で働くことになった日本人医師が、心と体に深い傷を負った患者たちと向き合っていく。監督はさまざまなジャンルの作品を世に送り出してきた三池崇史。テレビドラマ「JIN -仁-」シリーズなどの大沢たかお、『幕末高校生』などの石原さとみ、『さよなら渓谷』などの真木よう子らが集結。医療のあり方を見つめた物語に加え、ケニア雄大な風景も観る者の胸を打つ。

あらすじ:アフリカ医療に尽力した医師シュバイツァーの自伝に感動し、医学の道を進んだ島田航一郎(大沢たかお)。ある日、彼は勤めている大学病院からケニアの研究施設へ派遣されることに。離島医療に励む婚約者・秋島貴子(真木よう子)と離れてケニアに渡った彼は、すぐさま現地の戦傷病院からの派遣要請を受ける。そこで目にした凄惨(せいさん)な環境に医師としての使命を感じ、同病院への転籍を決める。忙しい日々を送る状況で、ンドゥングという心と体に傷を負った少年兵と出会うが……。

 
紛争地域のアフリカで医療に従事する医師や看護師の姿にはただただ尊敬の念を抱かせる。

ただ全体的に泣かせよう、泣かせようとするようなモチーフ、例えば、冒頭の東日本大震災後の崩壊した街、アフリカ内戦の悲惨さ、心身とも傷ついた少年兵、恋人との別れ、最期の手紙などが盛りだくさんすぎて、少し白けたカンジで鑑賞した。
 
 
予備知識なく鑑賞したのだが、モデルにした実在の日本人医師がいるとのこと。
 
そう知ると、もっと違う深いストーリーにできたのではないか。もったいないなぁと思ってしまった。
 
さだまさしさんが好きな人はいいのかな。



離島医療に従事することにした婚約者の生き方はとてもリアルなカンジがした。

理想だけでは生きていけない。人生はどこかで折り合いをつけなくなくては。

また、素朴なお年寄りたちにほのぼのとさせられる。



一番印象に残ったのは、主人公が荒野に向かって「がんばれーーーっっ」と叫ぶ姿。
 
「がんばれ」は誰かに向かって言う言葉ではなく、自分自身に言い聞かせる言葉。
 
私も心の中で自分自身に「がんばれーーーっっ」と叫びながら前に進まなくては。