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日常のいろいろをメモ。

大阪市立美術館「フェルメール展」

 
大阪市立美術館で開催中の「フェルメール展」を鑑賞してきた。
 
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大阪市立美術館に出かけるのは昨年秋「ルーブル美術館展」以来、今回で2回目。
前回は在来線を乗り継いだが、今回は新幹線を利用。
 
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JR大阪環状線天王寺駅前にある天王寺公園内にある美術館。
登録有形文化財に指定されている建物自体とてもすてき。
 
美術館の反対側には通天閣が望める。
 
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前回と同様お天気の良い平日の午後、明らかに今回の方が人が多い。
フェルメールってやっぱり人気なんですな。
 
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フェルメール(1632~1675年 オランダ)の作品は過去に2回鑑賞している。
 
 
京都市美術館フェルメールレンブラント」2015年12月「水差しを持つ女」1662年
京都市美術館ルーヴル美術館展 日常を描く」2015年9月「天文学者」1668年
 
過去記事を確認し、当時もごった返していたと思い出す。
 
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今回の展覧会は全49作品中フェルメールは6作品。
 
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「取り持ち女」1565年 143×130 ドレスデン国立古典絵画館(日本初公開)
「マルタとマリアの家のキリスト」1654-1655年頃 158.5×141.5 スコットランド・ナショナル・ギャラリー
「手紙を書く婦人と召使い」1670-1671年頃 71.1×60.5 アイルランド・ナショナル・ギャラリー
リュート調弦する女」1662-1663年頃 51.4×45.7 メトロポリタン美術館
「恋文」1669-1670年頃 44×38.5 アムステルダム国立美術館
 
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今回鑑賞したフェルメールの作品の中で「マルタとマリアの家のキリスト」が一番大きく、次いで「取り持ち女」。他は比較的小作品だが、どれも光の使い方が印象的でフェルメールらしい作品。「恋文」は暗い室内から覗くような構図が印象深い。黄色の服を着た女性が多い。
ハブリエル・メツー「手紙を読む女」1664-1666年 アイルランド・ナショナル・ギャラリーも同じような黄色の服を着ている。フェルメールに影響を受けたと音声ガイドで紹介があった。
「手紙を書く婦人と召使い」と「恋文」は過去に盗難に遭っているんだそう。
東京展の開催中に放映されたTV番組で知ったのだが、盗難の背景がただの金銭目的ではないことを知ると複雑な思いになる。
 
 
先だって開催された東京展とは一部展示作品が異なり、東京展で展示された「牛乳を注ぐ女」「ワイングラス」「赤い帽子の娘」「真珠の首飾りの女」はなく、「恋文」は大阪展のみ。
東京展で鑑賞しても「恋文」を鑑賞したくて出かけるファンもいるんでしょうな。
 
 
音声ガイド(600円)ナビゲータは石原さとみさん、ナレーターは大場真人さん。
 
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フェルメールの全6作品も含め、全16作品の解説。
 
 
 
ロビーにあるでっかい「手紙を書く婦人と召使い」の前で記念撮影する人多数。
 
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人がいない空きを狙って写真を撮るのがたいへん。
 
こちらの看板、手ぶれがあったので帰るときにもう一度撮ろうと思っていたら、閉館近い時間だったからか片付けられてしまっていた。
 
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午後4時半を廻ってからとにかく閉館時間を知らせるスタッフの大声があちこちから聞こえ大反響で非情に耳障り。
なかなか帰らない人が多いからやむ得ないのかもしれないが、余韻が台無し。
 
 
コレクション展(花香鳥語ー中国明清の絵画ー、おおさかの仏教美術2)もちらっと鑑賞。
中国美術は不勉強で下地がないため見所わからず。
おおさかの仏教美術重要文化財が2点(豊中市東光院「木造釈迦如来坐像」平安時代12世紀、河内長野市延命寺「兜卒天曼陀羅鎌倉時代13世紀)などの展示。
一番印象が残ったのは四天王寺「石造二如来並立像」中国・随時代598年。
道祖神を思い出させる素朴な2体の仏様。四天王寺聖徳太子建立とのことで遣隋使縁のものなのか興味深い。
今後また大阪市立美術館へ出かける機会があれば、あわせて四天王寺も参拝したい。
 
 
入館時には人がいっぱいで撮影が難しかった看板。
 
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