前回は在来線を乗り継いだが、今回は新幹線を利用。
登録有形文化財に指定されている建物自体とてもすてき。
美術館の反対側には通天閣が望める。
前回と同様お天気の良い平日の午後、明らかに今回の方が人が多い。
フェルメールってやっぱり人気なんですな。
フェルメール(1632~1675年 オランダ)の作品は過去に2回鑑賞している。
過去記事を確認し、当時もごった返していたと思い出す。
今回の展覧会は全49作品中フェルメールは6作品。
「取り持ち女」1565年 143×130 ドレスデン国立古典絵画館(日本初公開)
「マルタとマリアの家のキリスト」1654-1655年頃 158.5×141.5 スコットランド・ナショナル・ギャラリー
「手紙を書く婦人と召使い」1670-1671年頃 71.1×60.5 アイルランド・ナショナル・ギャラリー
今回鑑賞したフェルメールの作品の中で「マルタとマリアの家のキリスト」が一番大きく、次いで「取り持ち女」。他は比較的小作品だが、どれも光の使い方が印象的でフェルメールらしい作品。「恋文」は暗い室内から覗くような構図が印象深い。黄色の服を着た女性が多い。
「手紙を書く婦人と召使い」と「恋文」は過去に盗難に遭っているんだそう。
東京展の開催中に放映されたTV番組で知ったのだが、盗難の背景がただの金銭目的ではないことを知ると複雑な思いになる。
先だって開催された東京展とは一部展示作品が異なり、東京展で展示された「牛乳を注ぐ女」「ワイングラス」「赤い帽子の娘」「真珠の首飾りの女」はなく、「恋文」は大阪展のみ。
東京展で鑑賞しても「恋文」を鑑賞したくて出かけるファンもいるんでしょうな。
フェルメールの全6作品も含め、全16作品の解説。
ロビーにあるでっかい「手紙を書く婦人と召使い」の前で記念撮影する人多数。
人がいない空きを狙って写真を撮るのがたいへん。
こちらの看板、手ぶれがあったので帰るときにもう一度撮ろうと思っていたら、閉館近い時間だったからか片付けられてしまっていた。
午後4時半を廻ってからとにかく閉館時間を知らせるスタッフの大声があちこちから聞こえ大反響で非情に耳障り。
なかなか帰らない人が多いからやむ得ないのかもしれないが、余韻が台無し。
コレクション展(花香鳥語ー中国明清の絵画ー、おおさかの仏教美術2)もちらっと鑑賞。
中国美術は不勉強で下地がないため見所わからず。
入館時には人がいっぱいで撮影が難しかった看板。