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名古屋ボストン美術館「ボストン美術館の至宝展」


名古屋ボストン美術館で開催中の展覧会「ボストン美術館の至宝展」を鑑賞してきた。

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アメリカのボストン美術館の姉妹館。展示作品はすべて借り受け。
名古屋市中区、JR・名鉄・地下鉄金山駅の南側にある。
バブル期に計画され1991年に開館したが、今年10月8日に閉館が決まっている。


ただ今の展覧会は「ボストンの至宝展」(2018年2月18日~7月1日)。

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7分野(古代エジプト美術、中国美術、日本美術、フランス絵画、アメリカ絵画、版画・写真、現代美術)80点の展示。

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ロビーには今回の一押しの作品ゴッホの「郵便配達人ジョゼフ・ルーラン」と「子守唄、ゆりかごを揺らすオーギュスティーヌ・ルーラン夫人」のタペストリー。

その前にはボストン美術館から寄贈されたブロンズ像。

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サイラス・エドウィン・ダリン「主神への懇願」。
ボストン美術館本館の前庭にある等身大のものがあるんだそう。

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音声ガイド(520円)は女優の竹内結子さん。


ボストン美術館の膨大なコレクションはボストンゆかりのコレクターからの寄贈によるものからなんだそう。
日本美術の収集には日本史で名前を覚えたフェノロサ、モース、岡倉天心も。

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珠玉の作品ばかりだが特に印象深かったもの。
メンカウラー王頭部」(前2490-前2472年)と「ツタンカーメン王頭部」(前1336-前1327年)
メンカウラー王頭部は透明感のある白いエジプト・アラバスターという石でとてもきれい。ツタンカーメン王頭部は砂岩でもろく見える。なんだが王の生涯を反映しているよう。
尾形乾山尾形光琳「銹絵観瀑図角皿」宝永7年(1710)
乾山が書を光琳が絵を。直衣姿の男性と空間の間合いがとてもよい。
英一蝶「涅槃図」正徳3年(1713)
高さ約3m、幅約2mの大作。過去にボストン美術館でも1度しか展示されておらず、約170年ぶりに修復して初めての里帰りとのこと。
英一蝶という江戸中期の画家はこちらで初めて認識。今後他の展覧会でも注目していきたい。


塗り絵コーナーでちゃっかり。

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元絵はジョン・シングルトン・コプリー「ジョン・エイモリー」。


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次の展覧会「ハピネス~明日の幸せを求めて」は最終展。

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