まみむめ◎めも

日常のいろいろをメモ。

徳川美術館「華ひらく皇室文化」

 
徳川美術館の春期特別展「今上天皇御在位30周年祝賀、明治150年記念 華ひらく皇室文化 明治宮廷を彩る技と美」を鑑賞しきてきた。
 
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平日の午後3時過ぎ。
会期が本日を入れてあと3日に迫っているためか平日と思えないほど混んでいる。
ちょうど大型バスで団体さんも到着。
外国の方や制服姿の学生サンのグループも。
たいてい平日の午後遅い時間は静かに鑑賞できていたが思惑が外れた。
 
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先日、皇太子様も私的に訪問されたと報道されていた。
私的な訪問でも報道されてしまうんですな。
 
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常設展も興味深い展示品が多い。
第1展示室は国宝と重要文化財を中心に拝見。
国宝 短刀 銘吉光 名物後藤藤四郎(後藤庄三郎・徳川家光(3代将軍)・徳川光友尾張家2代)所持)13世紀鎌倉期
重要文化財 太刀 銘光忠豊臣秀吉豊臣秀頼徳川義直尾張家初代)ほか所持) 13世紀鎌倉期
子供用の青貝微塵塗刀拵・青貝微塵塗脇差拵(安千代(尾張家14代慶勝6男所持)19世紀江戸期が細工もきれいで刀であるがかわいらしかった。
第2展示室は重要文化財を中心に拝見。
十畳文化財 柳燕図 伝牧谿筆(徳川綱吉(5代将軍)徳川光友尾張家2代)所持)13世紀南宋-元期
和紙懐紙「あつまちを」(足利尊氏筆 徳川宗春尾張家7代)所持)南北朝期14世紀が目にとまる。そもそも達筆なので読めないのだが、素人目にはあまり上手ジャナイキガスル。
何度も足を運んでいるが初めて目をとめるものも多い。以前鑑賞して覚えているものは懐かしく感じる。
 
館内は撮影NGだが、ロビーのこの展示は撮影OK。
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ポスターやリーフレットにも掲載されている昭憲皇太后の中礼服。
 
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東京・文化学園服飾博物館蔵
羽根飾りをあしらったサーモンピンクのドレス。とてもステキ。
実物を拝見すると、小柄で華奢な方と思われる。
 
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リーフレットの右端の通常礼服の展示期間は終了していた。残念。
リーフレットには掲載されていないが尾張徳川家14代当主徳川慶勝の大礼服の展示も。当時では平均的な体格かもしれないが現代の視線では小柄な方に思われる。
 
明治期からのたくさんのボンボニエールが展示されており、興味深い。
 
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今回展示は学習院大学資料館か個人蔵のもの。
どれもとても精巧で緻密。
リーフレットには掲載されていないが、英国王エドワード皇太子歓迎晩餐会の印籠形桐文のボンボニエール(大正11年1922年)も。
ロビーにはこの展覧会期間中に特別講演をされた彬子女王成年式の丸形色絵雪文(平成13年2001年)のボンボニエールも特別展示。
次代の即位礼のボンボニエールもきっと製作されるのであろう。楽しみである。
 
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お庭のサツキがちょうど見頃。
アジサイも咲き始めている。
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