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名古屋ボストン美術館「ヴェネツィア展 魅惑の都市の500年」

 
昨日、名古屋ボストン美術館で開催されていた「ボストン美術館 ヴェネツィア展  魅惑の都市の500年」を鑑賞してきた。
 
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昨年2015年9月19日から開催していたのだが、最終日の昨日2016年2月21日の午後に滑り込んだ。
(この記事を書いている時点でこの展覧会は終わっている。)
 
アドリア海の干潟ラグーナに築かれた水の都ヴェネツィア。世界屈指の観光地であり、大運河を漂うゴンドラやきらびやかな仮面と衣装に身を包んだカーニヴァルを連想される人も多いかもしれません。その起源は5世紀に遡ると言われ、中世以来、東西貿易の一大拠点として栄え、15世紀に絶頂期を迎えました。本展ではティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼら16世紀ヴェネツィアルネサンスの三大巨匠をはじめ、その豊かな色彩表現に影響を受けたブーダン、モネら19世紀の印象派の画家たち、そして現代に至るまでの約500年に及ぶヴェネツィアの美のハイライトを、ボストン美術館所蔵の約130点の作品で辿ります。さらに、ヴェネツィア・レースや絹織物、ヴェネツィア・ガラスなど贅を極めた工芸品の数々も併せてお楽しみください。 ~名古屋ボストン美術館のHPより~
 
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名古屋ボストン美術館名古屋市中区金山、JR・名鉄・地下鉄の金山駅前の金山南ビル内にある。
 
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一番最初に目を引いたのは
ヤコボ・デ・バルバリ「ヴェネツィア鳥瞰図」1500年 木版、紙
当時のヴェネツィアの全容がわかり興味深い。空に浮かぶ顔だけ神々?が風を吹くさまがまたいい味を出している。

カナレット「サン・ジョルジョ・マッジーレ聖堂:サンマルコ沖に望む」1726年-30年頃
あぁ、ヴェネチアだなぁという風景。

ロレンツォ・ロット「聖母子と聖ヒエロニムス、トレンティーノの聖ニコラウス」1523-24年 油絵、カンヴァス
最近修復されたそうで、とても色鮮やか。聖母は赤と青の服を着用している。
 
ティッツィアーノ・ヴェチェッリオ「アレクサンドリアの聖カタリナの祈り」1567年頃 油絵、カンヴァス
とても印象的な構図。
 
ウジューヌ・ルイ・ブーダンサンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂・サンジョルジョ島から望む」1895年 油絵、カンヴァス
今回の展覧会のチラシの表紙を飾っている。

クロード・モネヴェネツィアの大運河」1908年 油絵、カンヴァス
そうだ、モネもヴェネチアを旅しているんだ。
 
多くの画家を魅了したヴェネチア、美術館に居ながらにヴェネチアを時空を超えて旅した気分になる。
 
 
エントランスの一角に、なりきりカーニヴァルという企画があり、カーニヴァルの華やかな衣装や仮面をつけて記念撮影できるスポットがある。
 
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楽しそう。
 
 
ぬり絵が楽しめるコーナーもあり、紙の仮面や作品のぬり絵用の用紙が用意されている。
 
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この展覧会は全国を巡回するよう。
ひろしま美術館 2016年4月9日(土)~6月12日(日)
佐川美術館 2016年6月25日(土)~8月28日(日)
新潟県立近代美術館 2016年9月10日(土)~11月27日(日)
 
 
次は「ルノワールの時代 近代ヨーロッパの光と影」3月19日~8月21日。
 
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アメリカのボストン美術館で最も愛されているルノワールの作品「ブージヴァルのダンス」が11年ぶりに名古屋へやってくるんだそう。