館内はエントランス以外は撮影禁止。
エントランスにあるこちらの甲冑は撮影OK。
ガラスが反射して。。。
常設展で特に印象に残ったのは、
第一展示室の
国宝 短刀 銘吉光(名物後藤藤四郎)鎌倉時代作
千代姫のお嫁入り道具のひとつと考えられているとのこと。
刀 無銘一文字(名物南泉一文字)鎌倉時代作
室町将軍家・徳川家康ほか所持
徳川美術館に所蔵されている刀は江戸時代から研いでいないそうだが、400年を超えても輝いている。
たくさんの血を浴びてきたものだろうが、超越した美しさがある。
初音の調度は『源氏物語』第二十三帖「初音」の帖の情景と「年月をまつにひかれてふる人に今日鶯(うぐいす)の初音きかせよ」の歌を意匠としており、お道具の中に初音の情景とともに葦手書きと言われる絵柄の中に文字をなぞらえたものが描かれている。
この文字をそれぞれのお道具の中で探すのも楽しい。
なんといっても初音の調度はすべて国宝。
戦火から逃れ消失散逸することなくこの平成の現代に江戸初期のお姫様の豪華なお道具を拝見できるのは幸運なことだと思う。
名古屋市東区徳川町1017
今後の企画展の案内。
6月13日~7月26日
企画展示 対極の美 白と黒がおりなす世界
8月1日~9月13日
没後400年 徳川家康-天下人の遺産-
9月19日~11月8日
11月14日~12月6日
全点一挙公開 国宝 源氏物語絵巻