トヨタ鞍ヶ池記念館に寄って鞍ヶ池アートサロンで常設展を鑑賞してきた。
トヨタ自動車本社から車で20分ぐらい。
アートサロンも含め、入場無料。すばらしい。
平日の午後、他にお客さんは2組。
ほぼ貸切状態。
エントランスすぐのところの展示。
豊田式汽力織機 (1896年明治29年)、無停止杼換式豊田自動織機(G型)(1924年大正13年)。
車両の展示も。
黒いのはトヨダAA型乗用車(1936年昭和11年)、ペールブルーのはトヨペットクラウン(RS型)(1955年昭和30年)。
LEXSUS LF-A No14
2009年にニュルブルクリンク24時間耐久レースに出場した車両。
補修のあともそのまま。
記念館内にある鞍ヶ池アートサロン。
こじんまりしたサロンだが、名品がずらり。
ただ今展示されているのは洋画8点、日本画10点。
今回のイチオシはポスターにもなっているルノワール「読書」1900年なんでしょうな。
実際目にするとこのポスターより赤味を帯びた色彩に見えた。
どの作品もすばらしいが、
小倉遊亀「雨に咲く」1969年
福田平八郎「鮎」1969年
などがちょうど今の季節にあって趣深い。
「エラニー牧場」はこの鞍ヶ池公園の動物園の雰囲気を思い出す。
「ルールドのノートルダム」は夏の強い光を思わせる生き生きとした色彩がユトリロっぽくなくを感じ、これはこれでよい。
「雨に咲く」はしっとりとした空気感を感じるアジサイ。
「鮎」は釣りたてで先ほどまでピチピチ跳ねていたような勢いを感じる。
記念館の外にあるこちらも。
名古屋市内に建築した建物をこちらに移築とのこと。
何回来ても、お庭がきれいに手入れされて気持ちが良い。
建物の内部は見学できない。
お庭のアジサイがちょうど見頃できれいに咲いている。
静桜という品種だそう。
「トヨタ再出発の日 記念 2011.2.24」とある。
<過去に出かけた記事>