まみむめ◎めも

日常のいろいろをメモ。

国立西洋美術館 常設展

上野公園にある国立西洋美術館で開催中の展覧会「日本・オーストリア友好150周年記念 ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史」を鑑賞後、常設展も。

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常設展は一部を除き、撮影OK(フラッシュはNG)。遠慮なく。

前回出かけたときに、注目しなかったものを中心に。

 

2Fに上がってまずこちら。

 

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ルカス・クラーナハ(父)1472-1553「ホロフェルネスの首を持つユディト 」1530年頃

この作品は昨年収蔵したものだそう。

すばらしい。

ハプスブルク展でヴェロネーゼ「ホロフェルネスの首を持つユディト」を鑑賞したが、こうして他の画家のユディトもあわせて鑑賞でき、とても勉強になる。

 

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グエルチーノ(本名ジョヴァンニ・フランチェスコ・バルビエーリ)1591-1666「ゴリアテの首を持つダヴィデ」1650年頃

名古屋で鑑賞したカラヴァッジョ展のものと比べてしまう。

もう一度カラヴァッジョ展に出かけたくなった。

 

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ペドロ・デ・オレンテ(1580〜1645)「聖母被昇天」1620-25年頃

こちらは新収蔵作品とのこと。

 

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エル・グレコ(本名ドメニコス・テオトコプーロス)(1541-1614)「十字架のキリスト」

 

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アンソニー・ヴァン・ダイク(1599-1641)「レガネース侯爵ディエゴ・フェリーペ・デ・グスマン」1634年

 

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ウジューヌ・ドラクロワ(1798-1863)「墓に運ばれるキリスト」1859年

 

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ギュスターヴ・クールベ(1819-1877)「眠れる裸婦」1858年

 

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ウジューヌ・ブータン(1824-1898)「トルーヴィルの浜」1867年

 

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クロード・モネ(1840-1926)「雪のアルジャントゥイユ」1875年

モネの中でもこちらは特に好き。

 

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クロード・モネ(1840-1926)「睡蓮」1916年



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クロード・モネ「睡蓮──柳の反映」1916年、2018年収蔵

国立西洋美術館は、2017年11月、フランスのルーヴル美術館で発見された松方コレクションのクロード・モネ《睡蓮──柳の反映》(W. 1971)を収蔵しました。

本作品は松方幸次郎の所蔵品として、初期の記録から存在は知られていましたが、戦後の松方コレクション返還交渉のなかで、おそらくは大戦下の劣悪な保存環境による大きな損傷から、フランスの国立美術館のために取置かれるべき作品リストにも、フランス政府から日本政府へ引渡される作品リストにも含まれずに取り残され、忘れ去られてしまったと考えられます。

今回みつかったこの破損作品について、フランス政府は、同国政府の所有にはなっておらず、日本に返還することに異議はないとの立場を取りましたので、本作品は松方家より国立西洋美術館に寄贈される運びとなりました。

国立西洋美術館では現在編纂中の『松方コレクション西洋美術総目録』(仮題)に本作品を収録し、また必要な修復措置を施して2019年6月に始まる当館の開館60周年記念の松方コレクション展において展示公開を予定しています。 ~国立西洋美術館のお知らせ2018.3.1より~

 

 

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破損が痛々しが、これはこれで味があるのかも。

 

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ジョルジュ・ルオー(1871-1958)「エバイ(びっくりした男)」1948-52年頃

 

 

内藤コレクション展「ゴシック写本の小宇宙――文字に棲まう絵、言葉を超えてゆく絵」

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内藤裕史氏の修道院を中心に制作された手写本のコレクション。

手写本自体初めて鑑賞。13世紀のものってすごいですな。

すばらしいコレクション。

 

 

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フランク・ブラングィン(1867-1956)「松方幸次郎の肖像」1916年

 

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ポール・ゴーガン(1848-1903)「海辺に立つブルターニュの少女たち」1889年

 

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フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)「ばら」1889年

 

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ピエール・ボナール(1867-1947)「働く人々」1916-20年頃

 

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ロヴィス・コリント(1858-1925)「樫の木」1907 2018年収蔵

 

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藤田嗣治(1886-1968)「坐る女」1929年

 

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ジョルジュ・ブラック(1882-1963)「静物」1910-11年




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金曜日はゆっくり鑑賞できよいですな。

国立西洋美術館はほんとうにすばらしい。

また出かけたい。

 

今後の展覧会の予定

「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(2020年3月3日~6月14日)
こちらは国立国際美術館(大阪)(7月7日〜10月18日)にも巡回。

どちらで鑑賞するか迷う。